Hey, guys!
Today, I’ll teach you how to make “Drum& bass”.
どうも、スペインのレーベルに楽曲提供をしたことがある、STRIXのハイスペックヒューマンことディレクターの「DJよろずや」です。
自慢です。
もう一つ自慢があります。ディレクターから事業部リーダーになりました。
自慢です。
閑話休題
今回も気づいてしまった人がいるかもしれません…。
DJよろずやの記事を毎回欠かさず見てくれている人なら気づいたことでしょう。
なんかロゴがおりますね?
はい、というわけでですね?
無料で始める作曲講座をシリーズ化したいなぁと思ったので、専用のロゴ作りました。
YOROZUYA SAMPLES
無料で曲を作る上で欠かせないのはサンプルパックです。
本シリーズでは、作り方のほかにプロジェクトファイルや使用した素材も配布することから、「YOROZUYA SAMPLES」です。それ以外に理由はないので深く考えないでください。
ボックスとDJの文字をくっつけることで、YorozuyaのYと喜んでいる人間が見えます。
センスあると思いませんか?
とはいえ、私はデザインを作る上ですごいこだわりがあって、
- 絶対に小数点を出したくない
- なるべくグリッドにしたい
- 何かしらの規則性がある
- 全体的に統一またはシンメトリーにしたい
などなど。
今後も必要に応じて色々なものを作っていきたいと思います。
それではDrum & Bassを作っていきましょう。拍手。
Studio Oneインストール
今回無料で曲を作るにあたり、Studio One Primeを使用します。
他にも色々な作曲ソフト(DAW)があるのですが、機能面で考えると多分これがいいと思いました。
私も普段使ってますし。
FL STUDIOはUIが特殊だし、無料版だとプロジェクトファイルが開けません。
SONARは音を鳴らす設定で躓きそうですし。CUBASEは関りがありません。
もちろん例のごとくインストール方法は割愛します。
頑張ってインストールしてください。
Drum & Bassの作り方
ドラムンベースはおしゃれな曲なので、作れるようになるとかっこいいです。
箱(ライブハウス)で流すと低音で人を痺れさせることもできる優れものです。
気になるあの子も、隣の家の人も、会社の上司もみんな聞いているはずです。
有名どころで私が好きなのはPendulumです。
ULTRA Japan 2019にも出演しましたね。
他にも、アツいアーティストを挙げるとすれば、Delta Heavyがおすすめです。
ダブステップやドラムステップの要素も入っていてかっこいいです。
それでは曲を作るにあたって各パートごとに説明していきます。
曲作りはセンスじゃなく努力で何とかなります。
「楽譜が読めない」「楽器が弾けない」「音程がわからない」etc…
関係ありません。
たくさん曲を聴いて、たくさん曲を作れば、慣れてきます。料理と一緒ですね。もちろんセンスがある人には勝てません。
Sample Pack
それでは早速作っていきましょう。
Studio One Primeの使い方については、下記サイトを参考にしてください。
サンプルパックは下記Google Driveリンクよりダウンロードしてください。
中身について説明していきます。
Construction Kists – Yorozuya-EDIT
Studio One Primeにファイルをドラッグアンドドロップするだけで、Yorozuya EDITが完成します。
MIDIはメロディなどの打ち込みデータです。要するに楽譜データみたいなものです。
Mixdown
Yorozuya EDITとStudio One Primeで作れる範囲のアウトプットとなります。
limiterがプラグインとして入っていないので、クリッピングしていますが悪しからず。
※クリッピング:音の限界を超えて音が割れる。
Project File
Studio One Prime用のプロジェクトファイルです。
これを開くだけでなんとなく作り方がわかるかと思います。
WAV Samples
音素材が入っています。
今回はこれを並べてドラムを作っていくことになります。
※有料版ならサンプラーという音素材を読み込むプラグインがありますが、今回は無料版なので手作業で並べます。
これがまたしんどい作業。
まず構成に注目して説明していきましょう。
よくあるEDMの構成だと、
Intro – Breakdown – Buildup – Drop – Breakdown – Buildup – Drop – Outro
になることが多いです。
今回は軽い作り方ということで、
Buildup – Drop
に絞ってつくっています。
簡単に言うと盛り上がりからサビにかけてだけ作っていきます。
その中で、ちゃんと説明するのはDrop(サビ)部分だけです。
あとはプロジェクトファイルを見てください。
Kick & Snare
まず曲を作る上で必要な話を4点ほど。
①BPM(Beats Per Minute)
曲にはスピードがあり、1分あたりの拍の数があります。
心拍数と同じで、1分間に何回手拍子が鳴るか。ということです。
今回の曲はBPM170なので、1分間に170回拍が鳴ることになります。
②小節
小節とは、適当な区分に区切られた枠のことを言います。
詳しくは話しませんが、今回は4/4拍子の曲になるので、1小節あたり4回手拍子を等間隔に鳴らします。
③拍
要するに手拍子です。
拍には表と裏があり、EDMは1小節の4つの拍のうち、表で鳴っています。
これを4つ打ちと言います。
④音の長さ
楽譜を読んだことがある人はわかるかもしれませんが、音にはそれぞれ長さがあります。
4分音符だとか16分音符だとか、3連符だとか。
これは音を鳴らす上でとても大事な要素です。
4分音符というのは、4/4拍子の場合、1小節を4等分した長さのことを言います。
つまり、1小節には4分音符が4回入ります。
16分音符の場合、1小節を16等分した長さとなるので、1小節に16分音符が16回入ります。
では曲の説明です。
さて、ドラムンベースと言えばこのドッタンドタンというリズムです。
鳴らし方としては、1拍目の表と3拍目の裏でKick(キック)を鳴らし、Snare(スネア)は2拍目と4拍目の表で鳴らします。
ね?簡単でしょ?
CloseHH + Ride
次にCloseHH(クローズハイハット)とRide(ライド)です。
金物を入れることで、全体的に音に張りが出てきます。
CloseHHを短い間隔で入れることで、スピード感も出てきます。
CloseHHは16分音符の長さでびっしり配置し、Rideは4分音符の間隔で配置します。
先ほどのKickとSnareと合わせるとこんな感じになります。
Bass
大事な低音、Bassです。
このBassで曲のコード進行(曲の流れ)を作っています。
Bassの下に波打っている波形が見えますが、これは音量を-∞から0に一定間隔で調節しています。
理由としては、拍の表ではならないようにして、裏拍にかけて徐々に音が鳴るようにしたいからです。
このような波形をエンベロープと言います。
本来なら、コンプレッサーでサイドチェインをかけたり、サイドチェインプラグインで簡単に実装できますが、無料なので諦めましょう。
鳴らすとこうです。
Chords
要するに和音です。
先ほどのBassのコード進行を基に、和音にしたものを流します。
特にこれといった説明はありませんが、Bassと同じように疑似サイドチェインを施しています。
Melody
お待たせしました。一番大事なメロディです。
鳴らすシンセサイザーは2台にすることで、音に厚みを出しています。
Bass、Chrords、Melodyの音は基本、標準のプリセット(音のライブラリ)を使用していますが、多少数値を変えたり、エフェクトをかけて調整しています。
プロジェクトファイルを見てください。
アウトプット
説明が長くなるので、あとは諸々良しなにするといい感じになります。
プロジェクトファイルを見てください。
良いシンセがあると、それだけで雰囲気が変わるので、バンバン課金していきましょう。
おわりに
ね?簡単でしょ?
だいぶ駆け足でお送りしましたが、なんとなく雰囲気だけ伝わればいいなと思います。
曲を作ることは結構やることが多いので、プロジェクトファイルを見ながら色々弄ってみて、自分だけの曲を作っていきましょう。
また次回、別ジャンルについてやるかもしれないし、やらないかもしれないので、その時はぜひご覧ください。
いつでも作り方についてお教えしますので、お問い合わせもお待ちしております。
See you next time!!