「AR(拡張現実)」にも種類がある!?とりあえずのAR基礎知識 vol.02

「atSTRIX」をご覧頂いている皆様 こんにちは。
毎度イササカ先生に負けじと劣らず、atSTRIX編集担当に追い込まれている取締役カトウです。

#ごめんなさい、次回からは締切守ります。。(って皆さまにはどうでも良い事なのですが)

という事で、関係各所から突き上げられ、迫り切った締切の中テーマを考えましたが、今回も引き続きストリクスが提供しているサービスの一要素である 「AR」について、少しお話したいと思います。

前回のおさらいですが、そもそも「AR」とは何なんでしょうか??

AR (拡張現実)

Augmented Reality=拡張現実の略になります。
ARは、現実世界の情報を元にしてデジタル情報を重ね合わせ、視覚的に現実を拡張した表現を可能にします。カメラを通した画像や周辺の空間を認識し、現実の映像とデジタル情報を合成したコンテンツをリアルタイムに表示することができます。

こんな感じですね。詳しくは前回の記事をご覧ください。

最近ではiPhoneやAndroidなどの携帯に機能として標準装備されていたり、5Gなんかの高速、同時通信での活躍も期待されていたりします。

前回の記事でAR活用イメージを持ってもらいましたので、今日はARの種類について詳しくご紹介したいと思います。 一口にARと言っても実はいくつかの種類があるんです。

皆さま自身がARを考えたり、お客様からの要望で「ARでとにかく何かやりたいんだけど」なんて事があった時は以下を参考にまずはどのようなARをやりたいのかを先に考えると良いかもしれませんね。

それでは、見ていきましょう!

マーカー型

まずはビジョンベースARのマーカー型です。皆さんにもっとも馴染み深いARかもしれません。
画像や写真、専用マーカーを認識するとARコンテンツが表示されるというものです。もっともシンプルで安定感があるARです。

トリガーとなるマーカーの特徴点があればあるほど安定してAR表示ができます。パッケージや付属のラベルなどにマーカーを仕込みやすいという事もあり、プロモーションや商品販促などに活用しやすいと思います。 場所によっては光や距離でマーカーを認識しない事もあるので、どのような距離感で使用するかを意識しマーカーの大きさやデザインを用意する事が大切になります。

家族で楽しめるARアプリ DinoAR
DinoARは、家族で楽しめるIOS・Android向けのスタンプラリーが楽しめるARアプリです。 集客増加や地域活性化などを目的にしたイベントとして、どんな場所でもご利用いただくことができます。

空間認識型

同じくビジョンベースARではありますが、こちらは空間認識型。特定の画像やマーカーを使用せずにARコンテンツを表示させます。

携帯等についているカメラやセンサーを使用し、現実世界の高低差、奥行きを計算・認識し、ARコンテンツを表示することができます。最近でいうとApple社が発表しているARkitやGoogleが発表しているARCoreというものにその機能が含まれており活用がみられます。 携帯の標準機能としてOSに搭載されており、非常に開発しやすくなりました。

特別なマーカーを用意する必要がないので風景などマーカーが置けない(置きたくない)場所にも適用ができますが、 計算量が多かったり、安定性・精度の面での調整が必要です。最近は先に記述したARKit、ARCoreなんかがとても優秀なので大分安定性がましてきました。

IKEAさんでやっているような家具配置のシミュレーションなどはわかりやすいですね。

Say Hej to IKEA Place

こちらは私たちのプロダクトですが(笑)

マーカー型と空間認識型をあわせて制作されております。動物カードがARトリガーとなりますが、その後は空間認識側を活用し、出てきた動物に近いたり、後ろに回ったり、あらゆる角度から観察できるように工夫しています。

E-THOLOGYプロモーション
新時代のAR動物図鑑 E-THOLOGY 商品紹介
子ども達の「好奇心」をアップデートできるよう試行錯誤して作られたまったく新しいタイプのAR動物図鑑「E-THOLOGY」の商品紹介ページです。「カード」と「AR」。2つの要素でより楽しく学びながら遊べて、おうちでサファリ体験ができる創造性・探究心・知識を育てる教育ツールです。

オブジェクト認識型

オブジェクト認識型は、カメラで立体物の特徴点を解析しオブジェクトそのものをマーカーにするARです。ビジョンベースARに位置します。百聞は一見にしかず以下のようなイメージです。

3D Object Recognition with ARKit 2

非常に面白いかつ、万能感があるように見えますね。

ただ現時点ではまだまだ安定感が無いイメージがあります、オブジェクトの形によっては特徴点が少なくARカメラの認識力が弱かったりするケースがありますので、注意が必要です。

ロケーションベース(位置情報型)

ロケーションベース型はGPSから取得する位置情報に紐づけてARコンテンツを表示します。画像認識やマーカーを使用せず、実空間の場所に紐付いた形でARコンテンツを表現できます。 携帯内蔵の磁気センサーや加速度センサーで傾きを計算し、よりリアルなコンテンツを表示させる事もできます。

最近でいうとポケモンGOが代表的ですね

3分でわかる!『ポケモン GO』の基本的な遊び方

いかがでしたでしょうか??

今回はARの種類について触れましたが、まだまだ活用方法がわからなかったり、どんな事まで出来るのか?などあると思うので、そんな時はぜひ弊社STRIXにご相談に頂ければと思います。

ご要望に応じて様々な提案とアドバイスをさせて頂きます。

私たちストリクスではARを始めとするXR技術を活用しながら事業を推進しております。

ストリクス株式会社 エデュテイメント事業
新たな技術をもって私たちは「学び」に楽しさと、創造的な発見を与える事業を推進しております。E-THOLOGYやLOGIToyといったオフラインとオンラインを融合させたプロダクトを通して、子供の「探求心」と「創造性」を養える新たなエデュテイメントをご提案いたします。
STRIX
ストリクス株式会社はAR、 VR、AIを活用したWebサービスやアプリを生み出すコンテンツ制作会社です。「AR×学習」、「AI×インバウンド」をテーマに、前例のない「驚き」と「新たな体験」をお客様に届けるサービスを提供しています。
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