「GA4」ってどんなの?特徴と移行について解説!

先日、妻が私のAmazonアカウントで父の日のプレゼントを購入していました。YMOです。

そう言えば最近GA4への移行相談がちょくちょくあったので、情報を整理しようかと思いました!

GA4とは?

まずGA4とはGoogleアナリティクス 4プロパティのことで、新しいGoogleアナリティクスのバージョンになります。

今までアプリの計測は「Googleアナリティクス For Firebase」が担当していましたが、GA4からはアプリ&WEBの計測ができるようになり2020年10月にGoogleアナリティクス 4プロパティとして公開されました。

GA4とUAの違い

UA(ユニバーサルアナリティクス)ではセッションを軸に計測をしてきましたが、GA4からはイベントを軸に計測するようになります。

またWEBサイトではページごとにURLやページタイトルなどのMETA情報が存在しますので、個別にイベント設定などを行わなくともアクセス情報を取得することができますが、アプリにはページの概念がありませんので、画面毎に解析用のタイトルやパラメータを設定する必要があります。

GA4の特徴

■WEBとアプリを横断して計測
WEBからのアクセスもアプリからのアクセスも同じデータとして扱われますので、同じユーザーが複数のデバイスやアプリケーションからアクセスしても同一ユーザーとして認識することが可能になります。

■データ測定の設定が簡単
GA4では拡張計測機能が追加されました。設定画面からON/OFFを切り替えるだけで下記の計測がすぐにできるようになります。

・スクロール数
 ページ最下部までスクロールするたびにスクロールイベントを記録します。

・離脱クリック
 外部サイト(ドメイン)に移動するたびに離脱クリックイベントを記録します。

・サイト内検索
 サイト内検索をした場合、検索結果の表示イベント(クエリパラメータ)を記録します。

・動画エンゲージメント
 動画の再生、進捗、完全再生のイベントを記録します。

・ファイルのダウンロード
 PDFや圧縮ファイルなどダウンロード毎にイベントを記録します。

■機械学習による予測機能

GA4では機械学習モデルにより、購入や離脱の可能性、収益などの予測をしてくれる機能が導入されています。

■プライバシー設定
GA4はGDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などのデータ規制に準拠しています。

またGA4では保存されたユーザーデータは最大14ヵ月で自動削除されるようになります。

GA4への移行時期

無償版UAは 2023/7/1 以降PVなどのデータが更新されなくなる&閲覧もその後6ヶ月ほどしたらできなくなります。

またGA4とUAで平行してデータを取得することで、GA4とUAのデータの違い、例えばPV数やコンバージョンなどの違いがあるか確認することで、GA4移行後のサイト分析の基準ができますので少なくとも2、3ヶ月ほどは平行してデータを取得したほうがいいので、逆算すると遅くとも23年3月くらいにGA4設定を完了することが望ましいですね。

GA4への移行方法

UAからGA4にデータ移行はできません。
UAで設定している指標やイベント、グルーピングやカスタム設定などをGA4で再設定する必要がありますが、GA4とUAでは機能や項目が大きく異なりますので、別システムへ切り替えるくらいの手間やコストがかかると見ておいたほうが良いでしょう。

まずはどのようにGA4に移行するか精査を行い方針決定後、GA4側の各種設定&GTMでタグ設定後にWEBページにタグを埋め込みトラッキング試験する流れになるのではと思います。

以上、GA4についてのお話でした。

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