【Adobe XD】複数人で共同作業!便利な2つの機能をご紹介!

こんにちは! 息子(3歳)の恐竜(モササウルス)ものまねが上手だったので褒めていたら、思いっきり噛まれて重症を負ったミヤタクです。

突然ですがデザイナーの皆さん、Adobe XDを利用される人は多いですよね!
今回は大型案件などチームで共同制作する際に便利な2つの機能についてご紹介します!

本日のサザエさんは?
1)磯野家チームみんなリアルタイムで「共同編集」しよう!レビューもスムーズ!
2)「CCライブラリ」でコンポーネントを共有!複数人での作業を効率化。ハッピーでおっぱぴー!
の二本立てです!

1 「共同編集」機能とは?

Adobe XDではクラウドドキュメントとして保存すると、同時に複数人がひとつのファイルをリアルタイムで共同作業することが可能になります。大型案件のWebデザイン制作にはとても便利ですよね。


使い方

共有したいxdファイルをクラウドドキュメントとしてccに保存します。画面右上の追加アイコンをクリックして、 共有したいメンバーのadobe_IDを招待するだけ!招待された人は、通知が届くので早速アクセスしてみましょうー。 リアルタイムでお互いの作業が可視化できます。

メリット

お互いの作業状況がわかる。

テレワークなどで一緒に作業したほうが早いじゃんとか、レビュー時に一緒に操作しながら説明したいって時に最高!
このテキスト若干小さい?マージン適切かな?という時に気軽に中身のを見に行けるので、より的確なフィードバックができます(やり過ぎるとウザがられますのでご注意を!)

日付でのファイル保存管理がいらない。

ドキュメント履歴機能があるので、共同編集用に保存したファイルは、タイムスタンプでバージョンごとに自動保存されます。リビジョンってやつですね! (エルトン・ジョンとは別物ですのでご注意を)
※この機能は個人的に気に入っていて、単独作業でもクラウド保存しておくメリットはあるかと。

【本当の注意】
履歴は60日後に期限切れになります。以降も残しておきたいバージョンはタグアイコンにチェックを入れて保存をしておきましょう!

デメリット

共同作業時は上書きに注意

同時に同じオブジェクトを編集した場合は、早いほうが優先され他の編集は破棄されます。同じオブジェクトを触るときは譲り合いの精神でいきましょう。

バージョンが違うと悲劇

バージョンを揃えておかないと閲覧や、保存ができない場合がありますので注意が必要です。

共有リンクは作成者のみ

ローカルとドキュメントと同じですが、共有リンクは作成したアカウントでないとURLが変わってしまうのでこちらも注意が必要です。

ネット環境によってはxdの動きが遅くなる。

インターネットを経由するので、回線が遅い場合XDの処理自体が遅くなり、もたつきを感じる場合があります。

2 CCライブラリ?コンポーネントの共有とは?

Creative Cloud ライブラリの概要

↑ちょっと何言ってるかわからないですね。。。

簡単に言うとccライブラリは色々なパーツをまとめて入れておく事ができる図書館のようなものです。 ccライブラリはXDだけで使えるもの、PS、AIなどアプリを横断して使えるものなど様々なライブラリがまとめて保存されています。
今回ご紹介するのはccライブラリ内の1機能として存在する「ドキュメントアセット」と言われるXD専用の機能になります。

ドキュメントアセットは その名の通りXDドキュメント内で登録されたカラー・文字スタイル・コンポーネントなどアセットを管理するものとなります。

一人で作業する案件の場合は、XDファイル内で通常のコンポーネントとして扱えば良いのですが、同時に複数人で進行するプロジェクトでは、ccライブラリから呼び出し、 コンポーネント管理を一元化することで作業効率化をすることが出できます。

使い方

ドキュメントアセットにはコンポーネント、文字スタイル、カラーを保存して置くことができるので、プロジェクトのトンマナやルールを保存しメンバーと共有することができます。
コンポーネントの使い方はきょうP↓の記事をどうぞ!!

1 共有するCCライブラリを作成する為には、左メニューでライブラリを選択後、ccライブラリ右の「+」をクリックし、新規ライブラリを作成し、公開します。共有範囲はチームグループや特定のアカウントを指定することができます。
【注意】
共有したライブラリの編集を他のメンバーに許可する場合(コンポーネントの編集をしてもらう想定である場合)は招待したメンバーの権限を「編集可能」にしてください。

2 共有されるとccライブラリに当該ライブラリが表示されるので、1で共有されたドキュメントアセットを別XDファイルで利用することができます。

3 コンポーネントは通常通り、インスタンスごとに変更して利用することが可能です。元となる1のファイル内のコンポーネントを編集すれば一括で変更するこができます。
※コンポーネントの変更があった場合は更新マークが表示されますので、ホバーして内容を確認し問題なければ更新マークをクリックして反映させます。

メリット

コンポーネントを複数人で共有することが可能

別ファイル間でコンポーネントを扱う場合、 コンポーネントのリンクがきれてしまう場合があります 。
例えば最新マスターファイルをコピーして作業しているAさんが作業終了後、マスターファイルにマージするとします。その時コンポーネントの編集をしているとリンクを引き継げず、共有リンクがきれてしまい激落ちくんすることがあります。

ccライブラリでコンポーネントを一元管理をすれば、複数人で同時にコンポーネントを利用してもリンク切れの心配がありません。
また、元となるコンポーネントに変更があると、ライブラリ共有者に「更新されたよー!」と通知が届き、更新する前に変更点をプレビューで確認することができます。

デメリット

マスターファイルを誰でも変更できる

共有されたアカウントは、ドキュメントアセットを読み込めるだけでなくライブラリ 元ファイルを開き編集することができます。リビジョンがあるので元に戻すことはできますが、チームでの制作の際は十分気をつける必要があります。

その他

クラウドドキュメントでできること。

  • 複数のデバイスからファイルにアクセスできる。
  • デザインシステムの公開と反映
  • 過去のバージョンを自動保存
  • オフライン作業と復帰時の自動保存
  • ファイルを最新の状態に維持

動画

ccライブラリの共有方法、共同編集の紹介動画はこちら

まとめ

Gitのようなバージョン管理がデザインの共同作業については確立されてないため、まだまだ発展途上の段階だとは思いますが、 XDはアップデートも盛んに行われているので、今後共同編集する際に 覚えて損はない機能ではないかと思います。新機能も積極的に取り入れ、チームで試行錯誤しながら効率化したいですね!それではまた!