デジタル・コラージュを始めよう(の会) ~Part 3-3 : ゴリゴリ合成タイム その3「背景編」~

恐らく今年初投稿のイツキです。

前回の記事が年末だった記憶ですので、改めて明けましておめでとうございます。
本年もタフに頑張っていきますので、よろしくお願いします。

先月、友人が一人暮らしを始めるという事でそのお手伝いをした際に、自分の体力のなさを痛感し、ジムに通い始めました。

運動することは割と好きなので、ムキムキになりたい!というよりかは運動不足解消目的で日々頑張ってます。

筋トレしていると日々の些細なストレス遭遇場面でも、「まぁ俺筋トレしてるしな」という謎の自信を持つことが出来てストレスを跳ね除けることが出来るので、家に籠りがちな読者の方々にはオススメです。

最初はモチベーションが高いので良いのですが、これが2ヵ月後、3ヵ月後になると、モチベーションが低下してきて止める可能性があるので、次の記事投稿時に現状報告したいと思います。

それも併せて楽しみにしておいてくださいね!

君らとは鍛える動機の「格」が違うんだ!

さて今回はデジタル・コラージュを始めよう(の会)のPart3-3。ゴリゴリ合成タイム「背景編」となります。
前回の振り返りをしつつ、本題に入って行きたいと思います!

尚、本記事はシリーズになっていますので、前回の記事を読んでいる前提で話を進めさせていただきます。
前回の記事を読んでから本記事を読むことをオススメします。

前回の振り返り

前回は「助演編」と題して、全体の前景に当たる部分をコラージュしました。

こうして時間をおいて見てみると、こうしたいな~ああしたいな~が浮かび上がってきます。
今回はシリーズ記事としての作成上、あまり投稿間に細かい手直しはせずに最後にまとめて調整したいと思っています。

前回の記事でも書きましたが、単体での完成度と他の要素を組み合わせた際の全体の完成度では、結構違って見えたりするので最初はこだわり過ぎず、後からでもフレキシブルに修正出来るように心がけましょう!

へっへっへっへっへっ、またまたやらせていただきましたァン!

ゴリゴリ合成タイム その3「背景編」

今回はコラージュ全体の背景を作っていきます。

イメージとしては「夜」「燃え盛る町」の2つをキーワードとして作っていくのですが、実はこの背景が結構重要な役割をしていて、今までのフェーズよりバランス感や世界観を意識する必要があります。
バランス感に関しては既に終えた2つのオブジェクトがあるので取りやすい状態ではありますが、世界観に関してはそのオブジェクトにストーリー性を持たせるためにも、そして一枚の絵としての世界観を保つためにもこだわりを持った方が良い観点になります。
その辺も出来るだけ書いていこうと思いますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

町のコラージュ

まずは角度や遠さの観点から良さそうな画像を探します。今回使うのはこちら。

必要のない空の部分を切り抜いていきます。
背景になるので遠景部分はざっくりで大丈夫です、その代わりに
この後に合成する空部分との境目に違和感が無いようにはしていきましょう。
そして切り抜いたら大きさなどを調整して良い感じに配置していきます。

色味の調整などは必要ですが、一旦はここに火を付け加えていきます。今回使う素材はこちら。

こちらも先ほど同様に空の部分を切り抜いて、[カラー比較(明)]で重ねます。

重ね自体は良い感じですが、やっぱり町の色が馴染んでないですね…
炎っていうのは見た目のインパクトもすごいですが、それ以上に光として強さがあり、近くのものの色をガッツリ覆ったりするのでその辺を意識しながら色味を調整していきます。
それに加えて舞台は夜なので、ほとんど黒と暖色系で埋まるイメージで問題ないと思います。
エフェクトと値は以下の調整を加えました。

[色相・彩度]でブルー系の色を赤から黄の間で調整していきます。
[トーンカーブ]でコントラストと明度を調整していきます。

こうなると、舞い上がっている炎の不透明度が高すぎるので、先ほど重ねた空部分を[カラー比較(明)]で重ねましたが、[覆い焼き(リニア)- 加算]に変えます。

良い感じにはなってきましたが、炎の赤みが強すぎるので明度や彩度などを調整していきます。

更に舞い上がる煙を足していきます。
3つほど使う素材の目処をつけました。これらをコラージュしつつ色味調整で加えていきます。
煙などは結構切り抜きずらかったりするので、出来るだけ背景との境界がクッキリしているものを選ぶと後で作業が楽です。
加えて今回は爆炎から巻き上がる煙なので、たばこの煙などではなくモクモクの煙をチョイスしましょう。

今回もunsplash.comより

例えば一番左の画像を使ってこんな感じにします。煙は炎と違って不透明度が高いのでそこまで透かす必要はありません。
ここは煙によって調整法が変わって来るので具体的なエフェクトの説明は難しいですが、重要な観点としては、煙を黒と白、つまり光が当たっている部分と影になっている部分に分け、光が当たっている部分を今回であれば炎の色に寄せ、影の部分は夜空の色に寄せています。
そうすると色についての違和感があまり出ません。
また影については地面に近いほどより黒に近づけると良いです。先ほども言及しましたが、雲は不透明度が高いので下の方が影に色が濃いイメージです。

上記の要領で煙もいくつか追加しました。
この際、コピペで先ほどの煙を追加して変形させるやり方もあれば、他素材を持ってきてコラージュするやり方もあるので、やりやすい方やより完成に近い方で大丈夫です。
町の作成はこれで終わりですので、今作ったレイヤーをグルーピングして、空の作成に移っていきましょう!

チッ!チッ!YES! I AM!

空のコラージュ

夜空についてですが、こちらは当初用意した星空を用いつつ、グラデーションなどのフォトショップの機能を使って表現していきます。

まずはグラデーションを用いてベースを作っていきます。燃え盛る町なので町近くは赤めで上に行くにつれて夜空に合わせて青黒くしていきます。
夜空の青みや明るさが強いと日の出のイメージを持たれてしまうかもしれないので、夜空の黒は限りなく黒に近い青にします。

グラデーションを作る際は必ず中間色を追加するようにしてください。
位置の調整については経験や感覚値に近いですが、やっていけば慣れます。この中間色があるかないかでイメージがグッと変わるので、追加しておくのをオススメします。
中間色がないとこんな感じ。やはりリアリティというかグラデーションの深みが失われてしまいますね…。

これはダメな例ですわ!

参考程度ではありますが、カラーコードを置いておきます。
明確にこんな感じにしてくださいというアドバイス出来ないのが心苦しいですが、自分の直感信じて色の配置をしてみたり、もしくは何かリファレンスを用意してみるのも良いと思います!
赤オレンジ:#ff5d3d → 中間色:#0a1729 → 青黒:#000306

では、こちらに星空の素材を重ねていきます。使う画像はこちら。

レイヤーモードを[ソフトライト]にしたら良い感じになると思いますが… 少し星雲が弱いので、[覆い焼き(リニア)- 加算]にレイヤーモードを変更して、[明るさ・コントラスト]、[露光量]で明るさを調整していきます。
さらに色が背景に溶けすぎているので、[色相・彩度]で暗い空とコントラストを出すために明るい青、水色に寄せて調整していきます。

これで星雲は良しとしましょう…。ですが、星空感が足りないので、星を足していきます。
星がパラパラと光ってくれれば良いので、こんな感じの素材を使っていきます。

これをサイズ調整して、グラデーションの中間色から黒に変わる部分に配置して、[比較(明)]でレイヤーを重ねていきます。
加えてちょっと白が強いので、不透明度を大体50%~75%くらいに落としていきます。この辺は好みなのでお好きな明るさで設定ください。
ちなみに私は75%にしました。

これで作ってレイヤーをグルーピングして完成です!

今日の進捗はこんな感じになります。
空や背景に関してはメインのビジュアルではないので気合いが入りづらいですが、世界観を構築する上で最も大事と言っても過言ではないので、ぜひこだわってみてください!

おれが最後にみせるのは代代受け継いだ未来にたくすコラージュ魂だ!

さいごに

いよいよゴールに近づいてきました。後は調整をすれば完成となります!
ここまで長い長〜い解説に付き合ってくれた方、本当に申し訳ないのですが、もう少しだけお付き合いください…!
次回はゴリゴリ合成タイム その4「調整編」、組み上げたものを振り返ってカラーリングや陰影について再度見直して調整するフェーズとなります。
では、Part 3-4で会いましょう~!👋

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