みなさんこんにちは。STRIX広報担当のサクライです。
東京は6/21からようやく緊急事態宣言が解除されましたね。。。東京オリンピックも色々問題がありそうですが、とりあえず開催されるみたいで、色々な意味で記憶に残る大会になりそうですね。
さて、私サクライは動画のお仕事をすることもあるのですが、動画制作とか動画編集をやっていると様々な用語が出てきて、最初は混乱する人が多いかと思います(私もそうでした)。
前回の記事では「解像度」「アスペクト比」「ピクセル」「fps」などについての説明をしました。
前回の記事はこちら
今回も動画の基本用語でもある「ファイル形式(コンテナ)」と「エンコード」、「コーデック」について解説していきたいと思います。
まずは動画の仕組みについて理解しておきましょう。
次の3つの用語は、動画の種類による違いを理解するために必要な基礎知識です。
- コンテナ:動画のファイル形式
- エンコード:動画を圧縮すること
- コーデック:動画を圧縮する技術
コンテナ(動画のファイル形式)とは
そもそもコンテナ(動画のファイル形式)って何?という方も多いでしょう。
動画は「映像ファイル」と「音声ファイル」の2つを1つのファイルにまとめて、それを同時に再生しています。この2つをまとめたものファイル形式(コンテナ)と呼びます。
動画コンテナの種類
動画のコンテナ(ファイル形式)で代表的なものとしては
- MP4
- AVI
- MPEG
- WMV
などがあります。
上記にあるようなコンテナ(ファイル形式)によって「画質」、「圧縮にかかる時間」、「互換性」などが変わってきます。
後ほど説明するコンテナによる違いを知っておかないと、「字幕が入れられない」「アップロード・配信したのにメディアによって再生できない」などの問題も発生しちゃいます。
しかも、それらを後で変換するのは一苦労です。。。。
拡張子とは
また、よく聞く「拡張子」とは「.mov」「.avi」「.wmv」みたいに、ファイル名の後ろにつけられる文字列のこと。
基本的には拡張子を見れば、ファイルの種類がわかるようになっています。
エンコードとは
エンコードとは、「動画を圧縮すること」です。
動画の映像は、前回の記事で触れたように、1秒間に何十枚もの画像を超高速で切り替えるパラパラマンガのようなもの。
そのままのデータをパソコンに取り込むと、膨大なサイズのファイルになってしまいます。。。
そのため、画像を圧縮をして動画を保存するのです。
コーデックとは
コーデックとは「コンテナ(ファイル形式)にデータを格納する際のルール」のようなものです。
異なる「コーデック」でも、格納される「コンテナ(ファイル形式)」が同じである場合や、異なる「コンテナ(ファイル形式)」に、同じ「コーデック」でデータが格納される場合もあります。
例えば、「.mp4」という拡張子のコンテナの中に、「MPEG-4」や「H.264」といった「コーデック」を使用してファイルを格納することができます。
なので、この「ファイル形式」だからこの「コーデック」が使用されている!と判断することは難しいです。。。
よく使用される組み合わせ例
「コンテナ(ファル形式)」「エンコード」「拡張子」「コーデック」がどのような役割かを解説してきました。
それぞれのコンテナに全てのコーデックが使用できるわけではありません。
なので、どのような組み合わせがあるのかを一部紹介します。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
動画の視聴だけでなく、制作や編集も簡単にできるようになりましたが、「コンテナ(ファイル形式)」「エンコード」「拡張子」「コーデック」をきちんと理解している人はまだ少ないのではないかと思います。
しかし、これらは動画ファイルの根幹となる部分だったりするので、さまざまな動画に関連したトラブルを解決できるだけでなく、思いのままに動画を扱えるようになるはずです!
それでは、また〜!