[第23回] Power Break Fast!(パワーブレックファスト) 「判じ絵」を解いてみよう!- by Dai-chan

こんにちは。広報担当のSAKURAIです。

今回は隔週で開催している弊社の勉強会「Power Break Fast!(パワーブレックファスト)」をレポートします。

まずは改めてPower Break Fast!(パワーブレックファスト)についてご説明。

Power BreakFast (パワーブレックファスト)とは?
ストリクス社内で隔週木曜日朝の1時間を使って、コーヒー飲みながらメンバー持ち回りで特定のテーマ(例:現状の組織や改善点)についてディスカッションを行うイベント。
※上司や部下関係なく意見を出し合い、課題と知識の共有を図る取り組みで、その他にも人前でのプレゼン能力を高めるといった狙いや、メンバーが興味持っていることをみんなで学び、共有し合うことで相互理解が深めたり、普段自分が興味を持たないであろう分野の知識も得る機会を創出しています。

23回目のプレゼンターは、今年4月に入社した大型営業マンDai-chan。
テーマは「判じ絵」。

さて今回のテーマにもなっている「判じ絵」とは一体何なのでしょうか?

判じ絵

言葉を人や物の絵に置き換え、その絵に対する音で色々なものを表現した絵。謎解き絵。
たとえば歯と逆さの猫の絵は、はコネ(箱根)、台の上に狐がのっている絵は、だいコン(大根)など、濁点や洒落・文字抜き・動物の鳴き声や言葉の逆転等、一定のパターンがあり、そのルールで読ませるものが多かった。
天保の改革によって風紀の取り締まりが厳しくなると、浮世絵に役者や遊女の名前が載せられなくなった。その為、歌麿などは絵の上隅に小窓のように判じ絵をのせた。それが江戸に判じ絵が流行した原因となっている。
判じ絵の歴史は古く、平安時代に行われていた『言葉遊び』が始まりらしい、とされている。
最初は上方で判じ絵物の着物や手ぬぐいが流行し、次第に流行が江戸にまで広がり、戯作の作家が採り入れられる様になってきた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/浮世絵#浮世絵の種類

現代風にいうと「イラストクイズ」みたいな感じですかね〜。

早速、色々な「判じ絵」を解いてみよう!とちょっとその前に大事な説明が。。。

Dai-chan曰く「判じ絵」には一定の法則があるようで、その法則としては

解き方のヒント ①

・絵が不完全なものや絵の一部が消えている場合は、その部分の音は省いて読む。
→問題によって、上部・中間・下部が消えており、その部分の読みは省略する。

例えば、下にある絵は何でしょうか?(ヒント:魚の名前)

出典matome.naver.jp

俵(たわら)の真ん中が消えてるので、正解は「たら(鱈)」となります。

解き方のヒント②

・絵が逆さになっているもの 逆さまに描かれている絵は、読みも逆さになる。

では、下にある絵は何でしょうか?(ヒント:地名)

出典matome.naver.jp

これは結構簡単ですかね?
「歯」の下に「猫」が逆さになっているので、正解は「はこね(箱根)」

残りのヒントもまとめて説明。

解き方のヒント③④⑤

・絵に濁点「゛」がついている場合、その部分の音には濁点を付けて読む。

・決まった読み方がある絵がある。
→当時の決まり事として、「この絵が出てきたらコレ」と、決まった読み方をする絵がいくつかある。
→例えば、井戸は「い」、野原は「の」、田んぼは「た」など。

・動物がよく登場する。
→シャレをきかせてどう読むか推理する。時には鳴き声が読み解く鍵になる場合もある。

ということで、基本的なルールを学んだところで、いろんな判じ絵が出題されました。

Part1 江戸名所はんじもの / 重宣 : 安政5 収載資料名:おもちゃ絵 請求記号:寄別3-1-2-4
出典: https://www.ndl.go.jp/landmarks/quiz/
Part2 江戸名所はんじもの / 重宣 : 安政5 収載資料名:おもちゃ絵 請求記号:寄別3-1-2-4
出典:https://www.ndl.go.jp/landmarks/quiz/

いかがですか?皆さんはいくつ判りましたか?

正解は↓サイトにありますので、チェックしてみてくださいね〜。

江戸名所判じ物クイズ | 錦絵でたのしむ江戸の名所
江戸名所判じ物クイズ


開始直後は参加メンバーからは
「え?」とか「なんで判じ絵なの?」といったツッコミもありつつも、これまでのPBFには無かった意外なテーマで、みんなが楽しめたPBFとなりました!(^∇^)

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