今回は デザイナー3人で「ザ・ローリング・ストーンズ展」に行ってみた!vol.1 の第二弾をお届けします。
前回(第一弾)までのお話・・・
ここで今回の「EXHIBITIONISM-ザ・ローリング・ストーンズ展」の展示内容を少しご紹介。
展示内容は全部で5つ
- アレキサンダー・マックイーン、プラダ、ディオールなど有名メゾンの衣装が70点以上展示されている、スタイル&ファッションブース
- 500点を超えるストーンズ・アイテムでは、ヴィンテージギター、楽器、作詞ノート、ツアーでのバックステージ品々、アルバム・アート、数々の写真、ステージ・デザイン、日記や手紙など
- 190点を超すオリジナル・アートワークでは、アンディ・ウォーホール、デイヴィッド・ベイリー、ジョン・パッシュ、ウォルトン・フォード、シェパード・フェアリー、マイケル・クーパー、クリスチャン・パイパー、ロバート・フランクなど、アーティストたちが手がけたオリジナル・アートワーク
- 臨場感あふれる体験型テクノロジーでは、彼らの音楽制作をミキシングスペースとして再現、参加体験型展示。プロジェクションルームでは、ストーンズのフィルムを手がけた事もある映画監督マーティン・スコセッシのナレーションによる映像も。
- 3Dコンサートでは、ザ・ローリング・ストーンズ展のクライマックスは、バックステージから始まる熱狂の3Dコンサート。臨場感たっぷりに再現された興奮のステージ!
と、ボリュームの多さに圧倒されました (🌀Д🌀)
デザイナーERIさんは、
日本ツアーの際に使用されたポスターが、墨絵の「虎と日の丸で日本を表現しているところ」や、その「配置」が印象に残ったそうで、このポスターが日本人作なのか海外アーティスト作なのかとても気になったとのこと。
確かに海外と言っても欧米とアジアでは、表現もタッチも違うのでしょうが、日本的なイメージを強く印象付けるポスターですよね。
デザイナーAKIさんは、
彼らがアルバムやロゴマークの「デザインを決める際の考え方」が興味深かったそうです。
ストーンズは毎回、
”このレコードは僕たちにとってどういう意味を持っているのか?”
”どういう方法で作っていこうか?”
といったことを意識しているそうで、
AKIさんもデザイナーとして
”一番伝えたいこと(コンセプト)は何か?”
”どういう手法でターゲットに対して表現するのが良いか?”
など、常に考えないといけないと思ったとのこと。
うーむ!シンプルだけど難しいことですね!頑張ってください!!!!
デザイナーチームリーダーの きょうPさんは、
前回少しご紹介した「ストーンズのポピュラー性」について
- 彼らが当時としては新しいことに挑戦していて、多くの人々の注目を集めたということ
- 彼らが考える「コンセプチュアルな部分」を、やはり当時新しかった「アートで表現」していたということ
- 表現する材料は常に多くの人に分かりやすいものを選んでいたこと
が、彼らの存在や地位を不動のものにしているのではないかと思ったそう。
歴史長いストーンズの多くのロゴの中でも象徴的なのはやはり「リップス & タン」。
このロゴは、ヒンドゥー教の女神カーリーの絵で舌が垂れている様子を参考しているそう。
このロゴがこうして時代を超えて生き残っているのは、舌を出している様子が非常に反権威的で、抗議行動そのものだから、いつの時代にも若者はそれに共感するのかもしれないということが、
不動の地位を維持し続ける「ザ・ローリング・ストーンズ」そのものだと思ったそうです。
きょうPさんとしても今後デザイナーとして生き行くのに、自分にとってのポピュラー性を意識していきたいと感じたそうです。
今回、若手デザイナー3人は多くの影響を受けた様子。
今後のデザイン活動に期待しましょう!