こんにちは。ワーママデザイナーのYUKIです。
今ごろ遅すぎると怒られてしまうかもしれませんが、Photshop2022の新機能が「神アプデ」と話題になっているそうです。
これまでのアプデの度に「なんか新機能凄そう!!」と思って実際に使ってみても、
「う~ん。やっぱ手動でやる方がキレイだな。パソコンは重くなるし…やはり使いなれたバージョンが1番だ。」を繰り返した結果、最近は新しいバージョンが出ても見送り続け、実はいまだにPhotshop2020を使っています(汗)それで仕事に支障は全く感じないです(笑)
Photshop 5.5くらいの時代から仕事している私にとって Photshop6.0でレイヤースタイル機能が搭載された時はまさに神アプデと思いました。
ここ最近のアプデでそれほどのインパクトを感じるものは正直無かったというのが本音です。
しかしめずらしく今回のバージョンアップした2022の新機能がとっても気になったので、
実際に使える機能なのか?仕事の効率UPに繋がるのか?検証してみようと思います。
オブジェクトの選択
デザインの仕事をしていると、写真素材を必要な部分だけ切り抜いたり、逆に不要な部分を削除したりと画像を加工しなければならない場面が多々あるのではないでしょうか。
数枚なら手作業で済ませてしまってもあまり時間はかかりませんが、そんな画像が沢山ある!なんて状況で便利な機能です。
オブジェクト選択ツール
その名の通り、オブジェクトの範囲を自動で選択してくれるツールです。
2022では、目的のオブジェクトの上にカーソルを持ってくるだけで自動選択してくれるように進化しました。
まずは背景とのコントラストがはっきりした失敗しにくい部分で試してみます。
キレイに選択できました。あっという間です。
次に背景とのコントラスト差が少なく同じ色合いの難しそうな箇所で試します。
おぉ~!こちらもキレイに選択できました!!
次はこちら。
こちらはちょっと失敗。赤線の部分が選択できていませんでした。惜しい…
さらに判別が難しそうな画像。
何故か途中の仮選択された ブルーで色付けされた範囲と最終的な選択範囲にズレがでましたし、かなり良い感じに選択できてます!
オブジェクト選択ツールの実力は・・・
完璧とはいかないまでも、今までの選択ツールからかなりの実力アップでした!!
「すべてのオブジェクトをマスク」機能
なんとレイヤーパネルからもオブジェクトを選択できるんです。
レイヤーパネル上で画像を右クリック>「 すべてのオブジェクトをマスク 」をクリック
すると…Photoshopが自動でオブジェクトを認識して一度でマスクを作成してくれます!
(※分かり易くするためにマスクに色を付けています。)
こちらも背景とのコントラスト差が少ない難しそうな画像でも試してみます。
(※分かり易くするためにマスクに色を付けています。)
はみ出していたり足りなかったり惜しい部分はありますが、少し手作業で補正してあげればなんとかなりそうです。
はじめから全て手作業で切り抜きを行うよりは、かなりの時短になりますね!
ニューラルフィルター
ニューラルフィイルターとはPhotoshop2021から搭載された機能で、 AI技術を使用した特殊なフィルター機能のことです。
・人物の肌をきれいにする
・人物の 表情や年齢、視線の向きを変える
・人物をメイクアップする
・白黒写真のカラー化
などの様々な特殊加工を施すことができます。
風景ミキサー
2022のアプデで特に強化され、私が一番気になった新機能はこの風景ミキサーです。
一枚の風景画像から
・時間帯を変更
・季節を変更
・木々が生い茂らせる
など、あらゆる変化を加えた画像を簡単に作成することができます。
メニューバーの フィルター > ニューラルフィルター をクリックします。
ニューラルフィルターのパネルメニューを表示し、風景ミキサーを選択してから適用したいプリセット画像を選択します。(※初回使時はプリセットをダウンロードします。)
雪景色のプリセットを選択してみます。
あっという間に雪山完成!
他のフィルターではこんな感じ。
さらに時間帯や季節を必要に応じてカスタマイズすることもできます。
たった1枚の画像をフィルターのみでここまで変化させられるなんで凄いですね!
フィルターを色々試すのは楽しそうです♪
しかし実際にWEBデザインの現場でこの ニューラルフィルター を使う場面は少なそうです。
ゲーム系の仕事などで時間帯や季節違いで 同じ景色の素材が必要な場合などには役立つかもしれませんね。
結論
今までバージョンアップするたびに、どうせ使えないでしょと無視してきましたが(すみません)、こんなにも進化していたとは!
仕事の時短にも大いに役立ってくれそうです。神アプデは本当だったとの結論としたいと思います。