こんにちは。
今回は弊社取締役カトウが教育分野における日本最大級の専門展示会「第10回 学校・教育総合展 EDIX(エディックス)」を視察してきましたのでそのご報告を。
『学校・教育 総合展 – EDIX 2019 -』について
今回は展示会を視察した取締役カトウにインタビューを実施しました。
今回視察した展示会の内容について簡単にご説明いただけますか?
展示されている内容としては、全体的にディープラーニング、クラウドラーニングといったジャンルを主軸として、ICT連携した教材からAIを活用した分析・自動採点といったソリューションが多い展示会でした。
また「プログラミング」が2020年より小学校教育の必修科目になったこともあり、ロボティクスと連動したプログラミング教材がとても多く展示されていました。
なるほど。政府の施策でもあるプログラミングを使った授業の必須科目化は教育業界や関係者にとっても注目されているんですね。
カトウさんの展示会視察の目的はどういったものだったんですか?
ストリクスでは、「E-THOLOGY」、「LOGIToy」といった教育系プロダクトの開発・制作を行なってますが、それらのプロダクトに興味を持ってもらえそうなお客様との交流を持つ機会を得ること、また現状の教育系市場の情勢や競合をリサーチするために参加してきました。
なるほど。
先日ストリクスも出展した「COMPUTEX TAIPEI 2019」では、「E-THOLOGY」、「LOGIToy」共に世界の市場で多くの方々に好評なご意見やご要望をいただき、とても学びの多い展示会だったと言うことでしたが、
今回は、「E-THOLOGY」、「LOGIToy」における国内のリード顧客の確保と情報収集・情勢や競合の視察などを行なって来たということですね。
日本の「教育」が変わっていくということは私も少し耳にしておりましたが、展示会内容も変わってきているでしょうか。
視察してみてカトウさんが感じたことなどあれば教えてください。
昨年と比較して
- 圧倒的にプログラミング教材が増えた&勢いがある
- (ICT活用した教育関連の)市場性は高まってきている
- VR関連は多いが、どこも似たような機能(ヘッドマウントディスプレイ装着して映像みるだけ)で、ARやその他教材連動などは入り込む隙があるかもしれない。
といったことを感じました。
なるほど。まだまだストリクスのプロダクトも入り込む余地はありそうということですね。
今回の展示会で気になった企業(またはプロダクト)についていくつかレポートしてもらいましたので、そちらもご紹介。
・NHKエデュケーショナル
・「あそいく(遊びで広がる子どもの未来)」
→子どもを対象にしたミニイベントを開催(大人と子どもが一緒遊べる参加型イベント企画)
・「NHKエデュケーショナルVR」
→360度映像体験でアクティブラーニングを体験
理科・社会で環境問題やコメ作りといった内容を追体験できる(OCULUS使用)
・NeoLAB
→ICT教具のリーディングカンパニー、デジタル・アナログを繋ぐ教育教材を開発。
→音声ペンと本が連動し、紙に仕込んであるICをペンが読み取ると、動物の鳴き声や英語、クイズ等が流れる。ソウル、シドニーにも支社がある。
・AiRCord
→拡張現実のARでプログラミング教材を学ぶプロダクト。
→アプリを起動し専用マーカーで3Dキャラを表示、画面上でマーカーにどのような動作をするか指示・実行するとカードの指示通りにキャラクターが動く、プログラミング的思考を学ばせるサービス。※佐賀県のBiz提案公募実証事業との事(九州コーユー、佐賀IDCの2社で推進)
・Lego education
→ 世界最大の玩具メーカーでもあるLego社がGoogleNoteと連携して展開、レゴエデュケーションプログラミング教材を紹介していた。
→トレインセットや、車などをレゴで組み立てる過程+実際にそれを動かす。
→動かすのはCMSよりプログラミング入力し実践。
→その過程をオンラインで教える仕組み(学年別での授業内容)や先生向けに充実したサポート(指導案やワークシート)を見せてくれました。
プログラミング教材という点は頭3つくらい抜けてる感じでした。もともとのコンテンツ力と伝統もあり、大企業ならではの素晴らしい戦略だった。
Lego educationについて
教育業界では「プログラミング必修化」に向けた準備が着々と進んでいるんですね。
「プログラミング必修化」についてのより具体的な情報は↓などをご覧ください。
ストリクスのプロダクトも2020年に向けて着々と準備しておりますので、楽しみにしていてください!!