「atSTRIX」をご覧頂いている皆様 こんにちは。ストリクス広報担当の SAKURAIです。
さて、前回に引き続き「InterBEE2019」のイベントレポートをお伝えします
前回のレポートはこちら
Minerva School(ミネルバ大学)とは
続いてトークはProject M’INT ファウンダー ミネルバ大学大学院卒業 植山智恵 氏へ。
Minerva School(ミネルバ大学)とは
・次世代リーダーに必要な教育を再定義し2014年に創設・世界最難問の狭き門(入試合格率1.2%)
・キャンパスを持たない、授業は全てオンライン
・アクティブラーニング、学びの科学が融合した教授法
・世界7都市を移動しながらプロジェクト型学習
植山さんは、このままでは「本当のやりたいこと」に気づけないと感じ、ソニーを退職し、キャンパスを持たないミネルバ大学大学院のパイロット生として入学されたそう。大学院での猛勉強が人生を変えるきっかけになったとのこと。
ミネルバ大学大学院修士課程
ミネルバ大学大学院修士課程
今後新たに発生する分野や大きなデジタル移行を控える組織で、重要な意思決定、リーダーシップを発揮できるよう備える。
植山さんは、業務を通してミネルバコミュニティに携わり、そこでパイロットプログラムのことを知ったそうで、仲間となる世界に散らばるクラスメイトは7名のパイロット生とのこと。
21世紀型へ教育の再定義
知識 ⇒ コンセプト、思考習慣
レクチャー ⇒ アクティブラーニング
学者養成 ⇒ 実行者養成
先験 ⇒ 応用
スタンダード ⇒ カスタマイズ
中央集権 ⇒ 分散型、分権
Fixed mindset ⇒ Growth mindset
こういった形への変化および再定義が必要とのこと。
ミネルバが育てたいリーダー像
ミネルバが育てたいリーダー像としては
・誠実なリーダー(長期視点)
・まだ見ぬ世界のイノベーター
・幅広く考える人 vs. 自己恣意的
・共感力もつ地球市民
などが挙げられるそうです。
思考習慣:リーダー形成の土台
ミネルバ大学では、学生は2年次より専攻に進むそうですが、一年目には、
HC(Habits of Mind and Foundational Concepts = 思考習慣と基礎概念)」
という基礎を習得するとのこと。
・Thinking Critically 批判的思考
・主張を評価、データに基づき意思決定の吟味
・Thinking Creatively 創造的思考
・問題解決、発見を促すアプローチ
・Interacting Effectively 効果的にインタラクト
・複雑系、交渉、チームワーク
など、1年生達は100を超えるHCを、4つのCornerstone Courses (礎石科目) を通じて学び、それらのHCを身につけることで、2年目以降の学びの土台とするそうです。
プログラムを修了して
植山さん自身がプログラムを修了して変わったこと・思っていることとして、以下のことを挙げていました。
思考習慣を身につけたことで
・白黒つけず複雑なニュアンスも理解できるようになった
・人の情報に流されず自分で判断(Informed Dicision)できるようになった
キャリア観
・自分なりの形で変革していくことを楽しみたい
・これから「個性価値」に加え「社会価値」を軸に
今後の活動は
今後の活動としては、
21世紀教育は子どもだけでなく大人こそ必要。
変化の早い世界で、年齢関係なく学び続けながら働き、100年人生でポテンシャルを発揮する大人を応援したい。
とのことです。
さいごに
Vol.2としては一旦ここまでとなります!
次回Vol.3では、キャスタリア株式会社の山脇智志 氏のお話がメインとなると思います。お楽しみに。
ストリクスではこれからもエデュケーション事業を推進すべく、様々なイベントに参加したり見たり聞いたりしたことをレポートしていきたいと思います!
STRIXが考える「エデュテイメント」とは?
今や子供がスマートフォンを手にデジタルコンテンツで遊ぶ時代は当たり前になっています。
そんな時代だからこそデジタルでない「モノ」に触れる事の大切さや、
その過程で得られる親や友達との「会話」が不可欠であると私たちは感じています。
私たちが考えるエデュテイメント(教育×エンターテイメント)は、図鑑やお絵描きなど、
今まで当たり前にあった遊びにデジタルコンテンツの優位性を活かした「新しい要素」を加える事で、親と一緒に遊びながら、子供の好奇心をより高められるようにするものです。
新たな気付きをもって「好奇心」を次のステージに進め、将来のなりたいモノや勉強したいコトなどを見つけられる。
そんなエデュテイメントを提供していきます。
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