「atSTRIX」をご覧頂いている皆様 こんにちは。取締役カトウです。
ここ最近の記事では、とりあえずのAR基礎知識としてARについて触れてきました(以下、ご興味ある方はご覧ください)
AR技術進歩も目覚ましく、最近ではMicrosoftのホロレンズ2やMeshといったプラットフォーム等、現実世界へ影響を与える「MR」技術も注目されてきました。
そこで今回はARとは切り離せない「MR」についても触れていきたいと思います。業界では当たり前のように使われている言葉ですが、そもそも「MR」とはいったい何なんでしょうか?
MR(複合現実)で何ができるのか?
MR(複合現実)
MRとは、Mixed Realityの略で「複合現実」という意味になります。
現実の世界の情報を元に仮想現実と融合させた世界を実現するものです。
例えばMRでは現実の情報と仮想の情報が相互に影響しあう為、教育や会社の会議や建築設計など、あらゆるビジネスシーンでの利用も期待されています。
こんな感じですね。
ARが身近になると同時に可能性を見せ始めているのが「MR」になります。
Google、facebookやApple、ポケモンGOでおなじみのNianticなどの大手企業もスマートグラスといったデバイスの開発を進めていますが、ARというより「MR」の可能性を見越したものではないでしょうか?
「教育」や「医療」「建築」等のあらゆるシーンでの活用が期待されている「MR」ですが実際どんな事ができるのでしょうか??
とっても未来感のある内容でしたね笑
このように現実世界のデータやセンサーに軸をおきながら、拡張現実を重ね合わせ活用をしていくという所が「MR」の特徴になり、ゲームやエンターテインメントからビジネスシーンにいたるまで、あらゆる分野で今後の成長が期待される技術になります。
「AR(拡張現実)」と「MR(複合現実)」の違いって?
MRはARの技術を発展させた技術と捉えるとわかりやすいかと思います。
実際に見えているものの上に情報を重ねて表示する「AR」
実際に見えているものの上に情報を重ねて相互に影響を与える「MR」
「MR」は仮想で行った事象が現実に影響を与えるといった所がポイントでしょうか。
では、どのような手段でMRを実現できるのでしょうか?
「MR」といえばホロレンズ
「MR」といえばマイクロソフトは外せません。
ホロレンズという専用デバイスで数々のMR活用事例を作っていますので、ここでご紹介したいと思います。
動画を見てもらうとわかりますが、こちらはプレゼンテーションの様子です。その中で紹介されてますがNASAは火星の研究を目的に既にMRを活用しています。
火星から送られてくる地形データを3Dグラフィックで目の前に再現し、地球にいながら火星の地形を調査できるようにしています。
そして、仮想空間にあるボタンやダイヤルを捻ると、また違う火星の場所が再現される。
話に出ているように、ホロレンズを使うと会社にいながらエベレストの頂上に立つ事もできます。このように「MR」を使う事で「時間」と「場所」の制約から解き放たれてる訳です。
※動画で出てくるNASAの方はプレゼン会場、火星、そしてオフィスと3つの場所に同時に存在する事になりますね!(SF好きにはたまらない状況です)
5Gや各種センサー、インフラが充実していくと共に進化する「MR」は様々な可能性を秘めており、今後の生活を一変させる事ができる分野かもしれません。もちろん課題も多く残されていますが、デバイス含め大手企業が開発を進めており今後が非常に楽しみな技術でもあります。
今回はMR(複合現実 Mixed Reality )について触れましたが、まだまだ活用方法がわからなかったり、どんな事が出来るのか?などあると思います、そんな時はぜひ弊社STRIXにご相談に頂ければと思います。
ご要望に応じて様々な提案とアドバイスをさせて頂きます。
私たちストリクスではAR/MRを始めとするXR技術を活用しながら事業を推進しております。