動画ファイルを軽くしたい・・・を解決!サイズを小さくする5つの方法はコレ!〜動画の基本を解説してみる【vol.03】

みなさんこんにちは。STRIX広報担当のサクライです。

10月に入り長かった緊急事態宣言もようやく解除されましたね。。。
毎日の感染者数もかなり落ち着いてきたイメージもありますが、引き続きマスク着用、手洗い&消毒などの対策はきっちりと続けていきたいと思います。

さて、以前の記事でもお伝えしていましたが、私サクライは動画関連のお仕事をすることもあります。YouTubeに動画をアップしたり、動画の簡単な編集したり、動画広告を入稿したりと、様々な動画をやりとりするのですが、動画ファイルってどうしても重くなりがちで、パソコンの容量を圧迫してくるんですよね。。。

みなさんもこんな経験ないですか?

  • スマホに動画を送りたいけど容量不足で送れない・・・。
  • 動画をSNSに投稿したいけどアップロードサイズの上限を超えていてできない・・・。
  • 友だちに動画を共有したいけどあまり重いと嫌がられそう・・・。

今回はそんな「動画ファイルを少しでも軽くしたい!」人にピッタリなお話をできればと思います。

動画の容量(ファイルサイズ)を小さくするには?

一般的に、動画を構成する要素のうち、容量に関わってくる主な要素は5つ。
※実際は他にもあるのですが、今回は分かりやすく「5つ」に絞っています。

  1. 解像度
  2. ビットレート/フレームレート
  3. 長さ
  4. トラック数
  5. コーデック

解像度

動画において解像度は大きいほど画質は綺麗になるのですが、かわりにファイルサイズが大きくなります。

例えば、1920ピクセル×1080ピクセル以上の解像度の動画の場合、最低でも数百メガバイト〜数ギガバイトといったデータサイズになってしまいます。

なので、まずは解像度を小さくすることを考えましょう。
例えば・・・

4Kの動画は1080pへ

1080pの動画は720pへ

どのようなデバイス(端末)で再生するかにもよるのですが、
お勧めの解像度はハーフHDと言われる1280×720(720p)です。

1280×720(720p)ならハイビジョンにも分類される解像度ですし、充分な画質で視聴に耐えられると思います。
データサイズ的にもフルHDと比べて半分~4分の1程度に減らすことができますので、圧縮効果も十分だと思います。

解像度についての詳しい説明はこちらから

ビットレート/フレームレート

サイズを小さくしたい場合や、もしくは解像度を落とさずにデータ量だけを小さくしたい場合などは、ビットレート(bps)フレームレート(fps)を変更してみましょう。

ビットレート(bps)とは1秒間に取り扱うデータ量のことで、ビットレートの数値が高いほど、ビデオ品質が良くなるのですが、その分ファイルサイズが大きくなります。

ただビデオの品質は一定以上の数字に達すると、もう肉眼では気付けないレベルになってしまうので、ファイルサイズだけが増加していきます。

なので、ある程度低いビットレートを選択することで動画のサイズも小さくすることができます。

フレームレート(fps)とは1秒間に表示する画像の枚数のことで、こちらも数値が高いほど、ヌルヌルしたなめらかな動画になります。

高品質HD動画の場合は、フレームレートが60fpsである場合が多いで、激しい動きの少ない一般的な動画の場合は、60fpsの動画を30fpsにするか、30fpsの動画を20fps程度に落とすと、だいぶファイルサイズダウンできます。
※スポーツ動画など動きの激しい動画でフレームレートを落としすぎるとカクカクした映像になってしまい、見てる人に違和感を覚えさせてしまう恐れがあるので、ビットレートを落とし過ぎないように注意しましょう。(60fps、最低でも30fps以上設定することをおすすめします。)

フレームレートについての詳しい解説はこちら

長さ

少し手間はかかりますが、動画自体に不要な部分があるならその部分をカットしすることで、ファイルサイズも小さくなります。

見たいシーン、見せたいシーンだけにすることで、早送りなどをする手間がなくなるため、結果的に見やすい動画になると思います。

トラック数

音声不要な内容の動画だった場合は、オーディオトラックを削除してみましょう。

基本的に動画ファイルはビデオトラックとオーディオトラックの2つが格納されています。
オーディオトラックもかなりの容量を占めている場合があるので、音声自体が重要でない動画なら、オーディオトラックを削除して動画容量を小さくすることができます。

コーデック

コーデックとは、動画に含まれる映像と音声のデータを圧縮や変換、復元する際のルールを指します。
インターネット用の動画では、映像だとH.264やMPEG-4、音声ではAACやMP3などが主流です。

コーデックによってビットレートも変化するので、再生するデバイス(機器)やアップロードするメディアなど目的に合わせたものを選びましょう。

コーデックについての詳しい説明はこちら

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今はYouTubeやTikTok、TwitterやInstagramなど、さまざまなメディアやSNSでも動画を扱ってますし、またスマホでも簡単に綺麗な動画を撮影できるようになったことで、パソコンやスマホの中も動画ファイルだらけになってませんか?

動画自体は非常に楽しいものですが、いかんせんファイルサイズが大きくなりがちだったりするので、今回ご説明したように少しでもサイズを小さくすることで、より快適な動画ライフを送れるようになるかもしれません。

それでは、また〜!